かつて船穂の郷は、高梁川や高瀬通し(たかせどうし)と共に生まれ、川沿いの人々は、きれいな水を利用した生活の場として、初夏は蛍が飛び交い、子供たちの遊び場となり、四季を通じて賑わいを見せていましたが、鉄道の発達によって、高瀬舟の運航は幕を閉じ、郷の生活環境も大きく変化しました。
紙屋本店は、そんな高瀬舟の行き交う中継地で、「紙屋」の屋号をかかげ、創業者の萩原房吉は、船頭相手の商売のかたわら、醤油の醸造や、花毯業(かえんぎょう)も興しました。
2代目萩原与蔵が、昭和10年頃から、漬物に使用される大根を、そのまま天日干しして切断加工した花切り大根の販売を手がけ、現在に至ります。
弊社は、創業当初より一貫して切り干し大根の製造加工を致しております。
これまでの歩みのなかで培われたノウハウを土台とし、お客様に愛される商品を提供できるよう、努力していきたいと存じます。
干し大根についてのご用命は、どうぞ関取印の紙屋本店まで宜しくお願い申し上げます。